こんにちは。WEBマーケティングコンサルタントの関本です。
今日は私が「ビジネスにおいては時間が限られている立場でわざわざ起業したのか」そんな話をしていきたいと思います。
世の中のお母さんたちの勇気になれば幸いです。
プロフィールを読んでいただいていればお分かりのように、私は4人の子供の母親です。まあ普通に考えればビジネスできる時間なんてないよね?と考える人が一般的なのかなと思います。
でもそんな私が
- なぜ起業したのか
- なぜパートやアルバイトではなく起業だったのか
そんなところからスタートしていきたいと思います。
それにはまず私の仕事に対する考え方からお話ししていきますね。
社会人になって初めての営業
私にとって仕事は20代の頃から楽しいものでした。
アルバイトも含めると色々な仕事をしてきましたが、中でも「仕事ってめっちゃ楽しいじゃん!」と心から感じたのは”営業”の仕事を経験してからでした。
美術学校を卒業したこともあって、私は20代前半で額縁をメインに扱う問屋に就職しました。そこで人生初めて営業という仕事を経験します。個人のギャラリーやお店を回りました。
営業って聞くと、
「なんだか大変そう・・・」
「断られるのが怖い」
「そんな簡単に商品が売れるの?」
そんな疑問を持つ人が多いと思うんですよ。そして当時の私も「営業=押し売り」という概念しかありませんでした。だから最初は辛くて辛くて、早くやめたいな・・・と何度思ったことかわかりません。
でも、当時の上司と営業をともにしたとき、私のそれまでの概念はガラガラと崩れ去りました。営業は押し売りなんかじゃないってことを目の前で見せつけられたんです。
お客様は上司から”気持ちよく”商品を買っていたのです。
上司は「お客様のニーズをお聞きし、ニーズに合った商品をご提案」。たったそれだけのことなんですが、当時の私には衝撃的でした。なぜなら私はお客様に商品をまるで押し付けていたからです。
それからというもの上司を見習い営業の仕方を変えました。
お客様のニーズをよく聞き、欲しいと思っている商品を提案する。たったこれだけで商品がバンバン売れていったのです。
提案すれば売れるので営業の仕事がどんどん楽しくなり、取引先の中でもちょっと変わったお客様(失礼!)でも難なく商品を売ることができるようになりました。
とまあ、こんな感じで20代の頃に仕事の楽しさを味わっちゃったのが運の尽き!仕事なしの人生は考えられなくなったわけです。
30歳で結婚
30歳で結婚。すぐに子宝に恵まれました。しかし、子育ては想像を絶するほどの体力の消耗とイライラの毎日でした。
みんなそうだと思うんですが、最初の子供ってと〜〜〜っても神経使いませんか?
新聞をめくるときの音やドアを閉めるときの音。そんな音にも私は敏感に反応してせっかく寝かしつけた子供が起きてしまうともうイライラは止まりませんでした。
心の奥底では子供は可愛いに違いなかったんですが、最初の子育ては体力もメンタルもボロボロでした。
そんな日々を救ってくれたのは、やっぱり仕事でした。
出産から1年後、アルバイトに出ます。車で15分くらいのところにある美術館で週3〜4日働きました。もう楽しくて楽しくて、笑。
子供との時間も大事だけれど子供と離れる時間を持つことで、子育てがこんなに楽に、そして子供が可愛いと心から思えるようになったのは意外でした。
4人目を妊娠〜出産
子供は産めば産むほど子育てが楽になります。これ、嘘のようで本当の話です、笑。
あんなに辛かった長男の子育てが4人目を育てる頃には、子供が何をしても可愛いし、周りの音なんて全く気にならなくなりました。どれだけ長男の時に神経をすり減らしていたことか。
(世の中のお母さん!大丈夫ですよ。大変なのは1人目だけですから^^)
実は私自身も自分が子供を4人も出産するなんて思ってもみませんでした。4人目を妊娠したとわかった時には正直かなり動揺もしました。
なぜなら、経済的な不安があったからです。世の中不景気で夫のお給料だけでこれから先やっていけるのか、当時はかなり不安でした。贅沢をしようとは思いませんでしたが、人並みに生活できるのか心配で・・・。だって子供4人ですから。
子供の寝顔を見ながら毎日その不安を打ち消していました。
初めての起業
美術館のアルバイトもなんだかんだ言って10年ほど立った時、リーマンショックの煽りを受けて夫の会社の仕事が激減します。当然夫のお給料にもその波は押し寄せます。
この出来事がきっかけとなって私は美術館のアルバイトの他に何か自分でできないかと考えたのが、起業するということでした。アロマテラピーの資格をとってスクールを開講する!これが私にとって起業の第一歩でした。
経済的な不安から私は起業を決意したということです。
末っ子をだっこしながら1年ほど頑張ってアロマテラピーの資格を取得しました。都内にも起業セミナーを受けに何度も通いました。めちゃめちゃ頑張りました!
が、それから半年後、いざ自宅で開業する時になって私は布団から起き上がれなくなります。
医者の診断は「過労」でした。
ドクターストップで3ヶ月完全休養です。
それでも諦めきれない40歳
ドクターストップは40歳の前日でした。子供の運動会の前日でもありました。当然運動会には毎年行っていたので行く予定ではあったのですが、体がフラフラしてしまい子供達の勇姿を見ることはできませんでした。
これまでの人生でこれほど自分に自信をなくし、悔やんだことはありませんでした。
でも私は起業することを絶対に諦められませんでした。なぜなら、20代で味わった仕事の楽しさを忘れられなかったからです。仕事抜きの人生なんて考えられなかったからです。
お金も大事ですが、それ以上に仕事の魅力に取り憑かれていたのです。
コンサルタントとして起業〜独立
3ヶ月後、なんとかリスタートできました。でもこれまでの仕事のやり方や考え方ではまた同じことの繰り返し。これはわかっていたので根本から見直すことにしました。
- ビジネスとは?
- 起業とは?
- WEBマーケティングとは?
ネットサーフィンしながら日々情報をインストールしていました。そんなある日、私と同じ価値観のコンサルタントを見つけます。
シンプル、上質、効率化・・・
そんな言葉が目にとまりメルマガを読み始めました。毎日読んでいるとなんだか自分にもできそうな気がしてきて、そのコンサルタントのセッションを受けることにしました。
たった90分のセッションでしたが、私の腹は決まっていました。できるかできないかわからないけれど、
「私もこの人のようなコンサルタントになる!」と。
それから6ヶ月間集中的に学びました。
前回の経験をふまえて、
- 睡眠時間を削らない
- 家族との時間を大切にする
- SNSに依存しない
これは徹底していました。
半年後ついに起業コンサルタントとして独立。
実は長男を出産後趣味でお料理ブログを書いていた(お小遣い程度の収入になっていました^^)ので、その経験や最初の起業での失敗や小さな成功などもコンサルタントとしてとても役に立ちました。
一番最初のクライアントさんが結果を出されたときの感動は今でも忘れられません。
あなたにもできる!
私自身、ド田舎に住む4児のママというド素人からなんの組織にも属さない圧倒的な不利な立場からにコンサルタントを名乗り始めて数年が経ちました。
手前味噌になりますが、コンサルタントとして働き始めてから、普通の会社員の月収を下回ったことはありません。収益が増えすぎて株式会社化し、おかげさまで業績も右肩上がりです。
4児のママとは思えないくらい、時間的にもかなり自由になりました。
何事にもせかせかすることがなくなったり、昼間一人でのんびりできたり、家族で毎年ゆっくり旅行ができたり。大好きなビジネスをしながら人生を謳歌しています。
私は自分の過去の経験や失敗からコンサルタントになりました。だからと言って全ての人にコンサルタントになった方がいいよ!とは言いません。
正直、向き不向きがはっきりしているからです。
でもこれだけは言えます。
ビジネスは一生したほうがいいと。
なぜならビジネスは収入以外にも、たくさんのメリットがあるからです。
- 人として成長することができる
- だれかに喜ばれることで幸せになれる
- 心に余裕が生まれる
など。
心に余裕が生まれるとなんかもう色々が許せるようになりますよ。
夫、子供、世間の常識、嫁姑問題・・・。
世の中の問題ってほとんどが心の余裕のなさからきていると私は思うんです。
といっても!
まあビジネスはとにかく楽しいからやっているというのが本音です。
楽しいから続けられます。
やっぱり人生楽しいことをするのが一番いいですね。
最初は経済的な理由から始まった私の起業ですが、お金では買えないものもたくさんお客様からいただいてくる中でビジネスとの向き合い方もだんだん変化してきました。
結局はビジネスで大事なのは「人間関係」なんだと感じています。
フリーで働くということはなんの保証もないですが、自分の経験やスキルがお客様に喜ばれることが何よりの私のモチベーションになっています。
まだ道半ばですが、家族との時間もちゃんと持てて仕事もできるこの働き方はずっと続けていきたいですね。
ビジネスを通して幸せな女性を1人でも多く増やしていきたい!
という想いのもと毎日飽きずに勉強しています。
とくに子育てをしているお母さんには笑顔でいて欲しいです。
お母さんは子供の太陽ですからね。
明るくて毎日楽しそうにしているお母さんて素敵だと思いませんか?
それをビジネスは叶えてくれます。
ド田舎に住む4児の子育てママというビジネスにおいては圧倒的不利な立場の私でさえ、ビジネスをすることで毎日生き生きと過ごすことができています。
ホント、ビジネスって楽しいものです。
全世界の女性、お母さん応援しています!
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
こんな私ですが今後ともよろしくお願いいたします!