こんにちは。関本です。
今日は、「主婦起業家がインスタ集客で失敗する理由と具体的事例」がテーマです。
私自身起業初期にFacebook集客に取り組んだ結果、体力の限界を越してしまいドクターストップになった経験から今はSNSを中心とした発信や集客をしていません。
主婦にとってスマホを活用した発信や集客はなかなか現実ではないと実感していますし、クライアントさんからもSNS発信や集客の悩み(時間がない、体力が続かない、メンタルやられる・・・など)はよく聞かれます。
Instagram(以下、インスタ)は、視覚的なコンテンツを軸にしたSNSで、多くの起業家が集客手段として活用しています。
特に主婦起業家にとって、無料で手軽に始められるインスタは魅力的なツールですが、十分な結果を出せずに挫折するケースも少なくありません。
この記事では、主婦起業家がインスタ集客で失敗する理由を具体的な事例を交えながら解説し、その改善方法についてもご紹介しますので参考にしてください。
失敗する理由1:ターゲットが曖昧である
具体例
Aさんはハンドメイドアクセサリーを販売している主婦起業家です。インスタで商品を投稿し始めたものの、ターゲット層を明確に設定せず、「全ての女性が使えるアクセサリー」として発信していました。
ですが、投稿内容に一貫性がなく、若い女性向けのカジュアルなデザインと、シニア向けのフォーマルなデザインが混在。
結果としてフォロワーのニーズに合わず、エンゲージメントが低迷しました。
失敗の理由
- 明確なターゲット設定がないため、投稿が誰に向けたものか分からない。
- フォロワーが「このアカウントは自分向け」と感じられず、結果的に離脱。
改善方法
- ターゲットを具体的に設定する(例:「20代後半のオフィスワーカー」「30代のママ向け」など)。
- ペルソナを作成し、その人に響く投稿内容やデザインを考える。
- 投稿に一貫性を持たせることで、フォロワーの共感を得る。
失敗する理由2:写真や動画のクオリティが低い
具体例
Bさんは手作りスイーツの販売を行っていますが、インスタに投稿した写真が暗く、ぼやけたものが多い状況でした。商品は美味しそうなのに、写真のクオリティが低いため、閲覧者が商品の魅力を感じられず、注文につながりませんでした。
失敗の理由
- 視覚的なプラットフォームであるインスタでは、画像や動画の質がブランドイメージに直結。
- 写真が暗い、構図が悪い、背景が散らかっているなどで商品の良さが伝わらない。
改善方法
- 明るい自然光の下で撮影し、クリーンな背景を使用する。
- スマホのカメラでも工夫すれば高品質な写真を撮影可能。例えば、無料の編集アプリ(LightroomやCanva)を活用して明るさや色調を調整する。
- 動画を活用し、商品の使用シーンや制作プロセスを見せることで信頼感を高める。
失敗する理由3:投稿頻度が不安定
具体例
Cさんはオンラインヨガ教室を運営しています。当初は毎日投稿していたものの、子育てや家事で忙しくなり、投稿が週1回に減少。
その後さらに頻度が下がり、数週間投稿が途絶えることもありました。その結果、フォロワー数が減少し、エンゲージメントも低下しました。
失敗の理由
- 投稿頻度が安定しないと、フォロワーがアカウントに興味を失う。
- インスタのアルゴリズムにより、頻繁に投稿しないアカウントはユーザーのフィードに表示されにくくなる。
改善方法
- 週に何回投稿するかを決めて、スケジュールに組み込む。
- バッチ撮影やスケジュール投稿ツール(Later、Hootsuiteなど)を活用し、事前にコンテンツを準備。
- 忙しい時期はストーリーズやリールを活用して短いコンテンツを投稿する。
失敗する理由4:商品やサービスの「売り込み感」が強い
具体例
Dさんはオンラインで育児関連グッズを販売していますが、投稿のほとんどが商品の宣伝ばかりでした。「購入はこちら」や「今だけ割引」といった内容が続き、フォロワーが興味を失い、エンゲージメントが低下。
失敗の理由
- 売り込み感が強いアカウントはフォロワーに敬遠されやすい。
- フォロワーは役立つ情報や共感できるストーリーを求めている。
改善方法
- 商品の紹介だけでなく、フォロワーに役立つコンテンツを発信(例:育児のコツやレビュー動画)。
- 商品を使ったストーリーやビフォーアフターを投稿し、自然に商品の魅力を伝える。
- 購入促進の投稿は全体の20%程度に抑える。
失敗する理由5:ハッシュタグの使い方が適切でない
具体例
Eさんはエコバッグを販売していますが、投稿のハッシュタグに「#かわいい」「#エコバッグ」など、競争が激しく検索結果に埋もれてしまうものを使用。
また、投稿ごとにハッシュタグが適切に変えられておらず、同じタグを毎回使用していました。
失敗の理由
- 汎用的なハッシュタグは競合が多く、埋もれてしまう。
- 同じハッシュタグを繰り返し使うと、インスタのアルゴリズムでスパム扱いされるリスクがある。
改善方法
- 人気のあるハッシュタグとニッチなハッシュタグを組み合わせて使用。
- 例:「#エコバッグ」「#おしゃれエコバッグ」「#ママのお気に入り」など。
- 投稿内容に応じて、ハッシュタグをカスタマイズする。
失敗する理由6:エンゲージメントを重視しない
具体例
Fさんは料理教室を運営していますが、フォロワーからのコメントやDMに返信しませんでした。結果的にフォロワーとの関係が築けず、リピート受講者が増えませんでした。
失敗の理由
- フォロワーとの交流がないと、関係性が築けずブランドへの信頼感が低下。
- エンゲージメントが低いと、アルゴリズムが投稿を他のユーザーに拡散しにくくなる。
改善方法
- コメントやDMにはできるだけ早く返信する。
- フォロワーに質問を投げかける投稿をすることで、会話を促進。
- ストーリーズのアンケート機能やクイズ機能を活用して双方向のコミュニケーションを図る。
まとめ:成功するためには計画的な運用が鍵
インスタ集客で成功するためには、以下のポイントを押さえる必要があります:
- ターゲットを明確にし、フォロワーが共感できる投稿をする。
- 写真や動画のクオリティを向上させ、商品の魅力を視覚的に伝える。
- 投稿頻度を安定させて、フォロワーとの接点を継続的に確保する。
- 売り込み感を抑え、フォロワーに価値のある情報を提供する。
- 適切なハッシュタグを使用し、投稿のリーチを拡大する。
- フォロワーとの交流を大切にし、信頼関係を構築する。
主婦起業家にとってインスタは大きな可能性を秘めた集客ツールですが、計画的に運用しないと成果が出ないこともあります。
これらの失敗理由を避け、工夫を重ねることで、より多くの顧客とつながることができるでしょう。