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女性起業家が”ランチ会”から卒業したくなる本当の理由とは?疲れない起業の仕組みづくり

約10分

こんにちは、主婦起業コンサルタントの関本夕美子です。

先日アメブロで書いた「女性起業家がランチ会をやめたくなる理由」という記事に、たくさんの方から反響をいただきました。

「まさにそれです!」「言いたくても言えなかった本音を代弁してくれた」「私だけじゃなかったんですね」

そんなコメントを見て、この問題で悩んでいる女性起業家がいかに多いかを改めて実感しました。

今日は、なぜ多くの女性起業家が人間関係に疲れてしまうのか、そしてどうすれば自分らしく働けるのかを、より詳しくお話ししたいと思います。

なぜ女性起業家は「つながり」を求めるのか

起業初期の不安と孤独感

起業したばかりの女性が最初に直面するのは、圧倒的な孤独感です。

会社員時代は当たり前にあった「同僚」「上司」「部下」という関係性が一切なくなり、すべてを一人で判断しなければならない状況に置かれます。

「この方向性で合っているのかな?」 「みんなはどうやって集客しているんだろう?」 「私だけうまくいってないのかな?」

そんな不安を抱えているときに、SNSで楽しそうなランチ会の写真を見ると、「私も仲間がほしい」「情報交換したい」と思うのは自然なことです。

「情報」への渇望

特に起業初期は、とにかく「情報」が欲しくなります。

  • どんなサービスが売れるの?
  • 価格設定はどうすればいい?
  • 集客方法は?
  • 確定申告はどうやるの?

わからないことだらけで、経験者から直接話を聞ける場は魅力的に映ります。

承認欲求と「起業女子」への憧れ

SNSで見る「起業女子」たちは、いつもキラキラしていて成功しているように見えます。

「私もあんな風になりたい」 「あの人たちの仲間になれたら、私も成功できるかも」

そんな憧れと承認欲求が、交流会やランチ会への参加を後押しします。

ランチ会で起こる「本音と建前」の現実

表面的な会話に終始する理由

実際にランチ会に参加してみると、多くの場合、表面的な会話に終始してしまいます。

建前:「お互い頑張りましょうね!」 
本音:「この人、本当に売れてるのかな?」

建前:「すごいですね〜✨」 
本音:「私の方が実際は売れてるかも…」

建前:「今度お茶でもしましょう」 
本音:「正直、この人と深く関わりたくない」

なぜこんなことが起こるのでしょうか?

競争意識と比較の心理

同じ分野で起業している女性同士が集まると、どうしても比較してしまいます。

  • 誰がどれくらい売り上げているか
  • どんなクライアントを持っているか
  • どれくらい忙しいか
  • SNSのフォロワー数は?

本当は情報交換したいのに、「負けたくない」「バカにされたくない」という気持ちが先に立ってしまい、本音を言えなくなります。

「利用価値」を測る視線

残念ながら、ランチ会の参加者の中には、「この人は私にとって利用価値があるか?」という視線で相手を見る人もいます。

  • 紹介してもらえそうか
  • 何かメリットがありそうか
  • 将来的にビジネスパートナーになれそうか

このような打算的な関係性では、本当のつながりは生まれません。

私自身が体験した「ランチ会疲れ」

期待と現実のギャップ

私も起業初期の頃、いくつかのランチ会や交流会に参加した経験があります。

最初は「同じような境遇の人と知り合えるかも」「有益な情報を得られるかも」と期待していました。

しかし、実際に参加してみると…

第1回目: みんなお互いの様子を探り合っている感じで、深い話はできませんでした。

第2回目: 前回よりは打ち解けたものの、やはり表面的な情報交換に留まりました。

第3回目: なんとなく「マウンティング」の空気を感じ、居心地が悪くなりました。

「違和感」の正体

何回か参加するうちに、だんだん違和感を覚えるようになりました。

その違和感の正体は:

  1. 時間の無駄感:2-3時間かけて参加しても、得られるものが少ない
  2. エネルギーの消耗:気を使いすぎて疲れる
  3. 本音を言えない窮屈さ:本当に聞きたいことが聞けない
  4. after効果の薄さ:その後の関係性が続かない

転機となった気づき

ある日、ふと思いました。

「この時間を使って、自分のビジネスの仕組みを整えた方が、よっぽど売上に直結するんじゃないか?」

そこから私は、人とのつながりよりも「仕組みづくり」に重点を置くようになりました。

「つながり」よりも「仕組み」が大切な理由

人間関係は不安定、仕組みは安定

人間関係は、相手の都合や感情によって左右されます。

  • 相手が忙しくなったら連絡が取れなくなる
  • 何かのきっかけで関係が悪化する可能性
  • 相手に依存してしまうリスク

一方、「仕組み」は一度作ってしまえば、安定して機能し続けます。

「仕組み」とは具体的に何か

私が言う「仕組み」とは:

1. 集客の仕組み

  • ブログやSNSからの自然な流入
  • 検索エンジンからの継続的なアクセス
  • 口コミや紹介による新規顧客獲得

2. 信頼構築の仕組み

  • 価値ある情報の定期的な発信
  • お客様の成功事例の蓄積
  • 専門性を示すコンテンツの充実

3. 販売の仕組み

  • 明確な料金体系
  • 成約につながる導線設計
  • アフターフォローの体制

4. 効率化の仕組み

  • 定型業務の自動化
  • 時間管理の最適化
  • 外注化できる部分の整理

仕組みがあることで得られるもの

仕組みがしっかりしていると:

  • 時間的余裕:無駄な営業活動をしなくて済む
  • 精神的余裕:人間関係に振り回されない
  • 経済的安定:継続的な収入が見込める
  • 自分らしさの維持:無理に誰かに合わせる必要がない

自然体で売れる「本音発信」の秘密

キラキラしなくても売れる理由

多くの女性起業家が勘違いしているのは、「キラキラしていないと売れない」という思い込みです。

ですが、実際にはその逆のことが多いのです。

お客様が求めているのは:

  • 共感できる等身大の人
  • 信頼できる専門性
  • 解決してくれそうな安心感

お客様が求めていないのは:

  • 非現実的な成功アピール
  • 上から目線のアドバイス
  • 距離感のある完璧な人

本音発信が響く理由

私が「本音発信」を大切にしている理由は、それが一番お客様に響くからです。

本音発信の例:

  • 「今日は子供の熱で仕事が進まなかった」
  • 「実は私も同じことで悩んでいました」
  • 「完璧じゃないけど、だからこそ伝えられることがある」

このような発信に対して、お客様からは:

  • 「親近感が湧きます」
  • 「同じ主婦として共感します」
  • 「等身大の関本さんだから相談しやすい」

というような反応をいただきます。

本音発信の具体的な方法

1. 失敗談も包み隠さず話す 成功談だけでなく、失敗談も正直に話すことで、信頼性が高まります。

2. 感情を素直に表現する 「嬉しい」「悔しい」「不安」などの感情を素直に表現することで、人間らしさが伝わります。

3. 専門用語を使わない お客様の立場に立って、わかりやすい言葉で説明します。

4. 日常のエピソードを交える 子育てや家事の話を交えることで、同じ境遇の方に親しみを持ってもらえます。

疲れない起業の仕組みづくり5つのステップ

ステップ1:理想のお客様を明確にする

まず、どんなお客様と働きたいかを明確にします。

考えるべきポイント:

  • どんな悩みを抱えている人?
  • どんな価値観を持っている人?
  • どんな生活スタイルの人?
  • どんな性格の人?

理想のお客様が明確になると、その人に向けた発信ができるようになります。

ステップ2:自分の強みと専門性を整理する

次に、自分の強みと専門性を整理します。

整理すべきポイント:

  • 今までの経験で活かせるもの
  • 人から「すごいね」と言われること
  • 自分では当たり前だと思っていること
  • 人から相談されることが多いテーマ

ステップ3:価値提供の仕組みを作る

お客様にどんな価値を提供するかを明確にし、それを仕組み化します。

仕組み化のポイント:

  • サービス内容の明確化
  • 料金体系の設定
  • 提供プロセスの標準化
  • 成果の可視化

ステップ4:継続的な発信体制を整える

定期的に価値ある情報を発信し続ける体制を作ります。

発信体制のポイント:

  • 発信する媒体の選定(ブログ、SNS、メルマガなど)
  • 発信頻度の設定
  • コンテンツのテーマ設定
  • 継続するための仕組み作り

ステップ5:お客様との関係性を深める仕組みを作る

一度お客様になってくれた方との関係性を深め、長期的な関係を築く仕組みを作ります。

関係性を深める仕組み:

  • 定期的なフォローアップ
  • アフターサポートの充実
  • 新しい価値提供の機会創出
  • 紹介につながる関係性の構築

人間関係に疲れない働き方のコツ

1. 全員に好かれようとしない

すべての人に好かれる必要はありません。

自分のことを理解してくれる人、価値観が合う人とだけ深い関係を築けば十分です。

2. 断る勇気を持つ

気が進まない誘いは、勇気を持って断りましょう。

「今は自分のビジネスに集中したいので…」と正直に伝えることで、相手も納得してくれます。

3. 自分の時間を大切にする

時間は有限です。

人付き合いも大切ですが、自分の時間を確保することの方がもっと大切です。

4. 本音で話せる相手を見つける

数は少なくてもいいので、本音で話せる相手を見つけましょう。

そういう関係性の方が、長期的には価値があります。

5. 自分軸を持つ

他人の評価や期待に振り回されず、自分軸を持って行動しましょう。

自分が何を大切にしているかを明確にすることで、迷いが少なくなります。

まとめ:自分らしく働くための選択

女性起業家がランチ会や交流会に疲れてしまうのは、決して珍しいことではありません。

人とのつながりは確かに大切ですが、それよりも大切なのは「自分らしく働ける仕組み」を作ることです。

覚えておいてほしいこと:

  • 無理な人間関係は長続きしない
  • 表面的なつながりよりも深い関係性を大切にする
  • 自分の時間とエネルギーを大切にする
  • 本音で発信することで本当のお客様と出会える
  • 仕組みがあれば人間関係に依存しなくて済む

もしあなたが今、人間関係に疲れているなら、一度立ち止まって考えてみてください。

「本当に自分にとって必要な関係性は何か?」 「自分らしく働くためには何が必要か?」

答えは、きっとあなたの中にあります。

最後に

私は「がんばらないけど、ちゃんと売れる」働き方を多くの女性起業家に実現してほしいと思っています。

そのためには、人間関係に振り回されず、自分の強みを活かした仕組みを作ることが大切です。

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一人でも多くの女性起業家が、自分らしく働けるようになることを心から願っています。

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