SNSの台頭で主婦でもビジネスができるようになって久しいですが、それでもまだ集客ができない、売上が上がらないとお嘆きの方もたくさんいます。
主婦に多いのが、なんとなく自分の好きな趣味をビジネスにしてみた。とりあえず資格を取ってその資格でビジネスをしようとしている。こんな方が多いようです。しかしこういった方のほとんどは相手(顧客)のことを考えていないのでビジネスで成果を出すことができません。
ビジネスは簡単に始められますが、何も考えずにとりあえず行動してしまうと遠回りをしてしまうので、基本的なことは抑えておいてくださいね。
稼げるビジネスと稼げないビジネス
実はビジネス初心者ほどそもそも「稼げないビジネス」をしているパターンがほとんどです。先ほどの例のように自分の趣味の延長だったり、利己的だったりするとビジネスで結果を出すことはまずできません。
稼げないビジネスでセミナーに参加したり、コンサルタントを雇っても売り上げには繋がらないのです。
そもそもビジネスとは?
それではまず初めにビジネスはなんぞや?というところから入っていきたいと思います。
ビジネスとは「利益を出す」活動のことです。もっと簡単な言葉でいうと「金を稼ぐこと」です。
つまり、「どれだけ金を稼ぐことができるか」がビジネスを行う上で最も重要になります。しかし、日本ではお金を稼ぐことをまるで「悪」のように考えている人もいます。でもそれは違います。
「利益」とはお金のことではなく「価値」であり、「利益を作り出す」というのは、顧客(需要側)と事業主(供給側)「双方の利益を作り出すこと」なのです。
他者を知ることでビジネスは成功しやすくなる。
ビジネスは前述の通り、顧客に満足してもらうこと。つまり顧客に対して行っていくものなので、顧客の心の中(欲求)を知る必要があります。
人間の欲求についてはマズローの欲求5段階説が有名ですね。
これは、アメリカの心理学者であるアブラハム・マズローが
「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」
と仮定し、人間の欲求を5段階のピラミッド型の階層で表現したものです。
これをもっと平たく説明したのが下記の16の欲求です。
人間の16の欲求
- 休みたい
- 食べたい
- 愛されたい
- 経済的安定
- 健康維持
- 安全(危険を回避したい)
- 救済されたい(苦痛から逃れたい)
- 帰属したい(コミュニティーに属したい)
- 退屈(暇)
- 寂しさ
- 承認されたい(自尊心、名声、尊敬)
- 独立したい(自立したい、一人になりたい)
- 性的欲求
- 美貌(個人の魅力)
- 虚しさ
- 成長したい(学習したい、体験したい)
16の欲求を挙げました。
あなた自身にも16の欲求の中でも強く“こうありたい!”と思い当たるものがあったと思います。
人間の根源的欲求は太古の昔から変わりません。
つまり顧客の欲求について知ることが出来れば、自分の扱う商品を誰に向けて販売すれば良いのか分かりますし、どんなアプローチをすれば成約率を高められるのかもわかるようになるのです。
もし今あなたがこれからビジネスを始めようという方なら、まずは上記の欲求の中の3つ以上に当てはまったサービスを始めてください。お客さんの欲求を刺激できれば、少なくとも全く反応が取れないということはありませんので。
またあなたがすでにビジネスを始めていたとしたら、あなたの顧客がどの欲求を抱いているかを上記の16の欲求を参考に明確に理解しておきましょう。なぜなら顧客の欲求を理解していなければ、時間をかけても反応の取れない的外れな文章を書いてしまう可能性があるからです。
限られた時間を有効に使うためにも人間の欲求は理解しておいて損はないですよ。
努力を無駄にしないためにも、今回学んだことをすぐにあなたのビジネスに生かしていってくださいね!